
米国株投資の目的は長い年月をかけて受取配当金を増やしていくことです。
そのため、米国株ポートフォリオの柱は連続増配銘柄であるJNJやタバコ株(MOやPM)になっています。
最近はタバコ株の大幅下落でMOを買い増したり、今年になってからBTIに新規投資しているので、タバコ株の割合がかなり大きくなってきてしまいました。
AT&Tも買い増しを続けているのでポートフォリオの上位にきてしまいました。
はぁ…。
これらの企業は下落を続けているので溜息がでてしまいます(>_<)
そうは言っても、実際に配当金を受け取るとうれしくなるのですけどね!
減配さえしなければ少々の株価の下落は耐えることができるのだけど、どうなるかな?
過去に遡れば、タバコ株というのは訴訟によって巨額の賠償金を支払いつつも増配を続けてきた実績があるので、これからも大丈夫だと思いたい…。
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株価は下落していてポートフォリオは崩壊気味だけど、幸いなことに2018年も保有株は順調に増配を繰り返しているので、受取配当金は増えています。
ABBV(アッヴィ)の増配率が凄すぎる!
毎年、保有株の増配率を調べるようにしているのですが2018年はアッヴィの増配率が50%と凄いことになっています。
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アッヴィは年に2回の増配でした。
株価は一時期は買値の2倍以上にまで値上がりしていたのですが、残念なことに高値からはだいぶ下がってしまいました。
上記は2年チャートです。
2年で見てみると、ABBVのリターンはS&P500よりもかなり高いけれども、2018年のリターンを比較するとS&P500の方がリターンは高いです。
ABBVは年初から-10.5%ですが、S&P500は-2%となっています。
ホーメルフーズも安定の10%以上の増配
ホーメルフーズ(HRL)も連続増配銘柄なのですが、2017年に引き続き2018年も10%以上の増配となりました。
HRLはなかなかの優良企業だと考えています。
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ホーメルフーズ(HRL)は配当利回りは決して高くはないのですが、毎年の増配率は凄いのですよ!
過去10年の平均増配率が10%を超えていますし、リーマンショック時にあれほど株式市場が大暴落したにも関わらずS&P500に比べても下落率は低かったのです。
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以前保有していたBUDは大幅減配に
今年の確定申告で書類を作成しているときに、高配当だと思っていたBUDの外国所得税が高すぎ(30%ほどベルギーで徴収される)て受取配当金が全く高配当でないことに気付いたBUD(アンハイザーブッシュ・インベブ)を売却したのですが、何とBUDは20%ほど減配になりました。
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まとめ
BUDのように、いつ保有株が減配になるかはわかりません。
私も以前にはBHPビリトンやKMIで-75%という減配を経験しました。
業績が悪化すれば、どんな優良企業でも減配の可能性はありますし、連続増配企業であっても例外ではありません。
実際にファイザーはリーマンショック後の2009年にワイスという企業を買収する資金に充てるために減配していますから、数十年の連続増配の実績があっても減配の可能性はあるのです。
どの企業が減配しそうかなどというのは、直近にならなければわかりません。
数年先のことなど誰にもわからないのです。
だから、適度に分散しておくしかないです。