米国株への長期投資で10000ドル投資していたら、どれだけ儲かったか?

 

老後の配当金生活を目指して資産運用しています。

そして配当金生活を実現すべく構築中のポートフォリオには、米国株を中心とした外国株を組み入れてます。

日本株ではなく、どうして米国株なのかについては下記の記事を参照してください。

 

関連記事 配当金の成長に着目した資産形成

 

配当王のひとつである日本でも有名なプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)やジョンソン&ジョンソン(JNJ)、マクドナルド(MCD)に1980年に$10000投資した場合に、どれだけ増えているか予想できますか?

また、どの銘柄のリターンが高かったかわかりますか?

 

それぞれの企業毎に調べましたので、記事にしたいと思います。凄いですよ。

 

連続増配60年の配当王P&Gに$10000投資。36年後の価値は?

 

私の保有株であるP&Gですが、リーマンショック後に米国株投資を開始した際に最初に購入したのがP&Gです。

だから、すごく思い入れのある銘柄。このP&Gに1980年(1979年12月31日)に$10000投資した場合に、現在ではいくらになっているでしょうか。

出典元:P&G

 

1980年初めにP&Gへ投資したとすると、配当金を再投資した場合には

1980年の$10000 → 2016年には$318090

にもなっているそうです。(P&GのHPによるデータ)

 

投資開始時の為替レートを調べてみると$1=\240くらいで、現在は$1=\117ですから、日本円に換算すると、当初の240万円が36年で約3720万円にまで増えていることになります。

※あくまで過去のリターンであり、今後も保証されるものではありません!!

 

米国株を始めとした外国株に投資する際にどうしても気になるのが、為替レートではないでしょうか?

少なくとも私は多少は気になります。

しかし、数十年単位での長期投資を前提とした投資の場合は、為替レートはあまり気にしなくても良さそうですよ。(詳細は下記の記事を参照)

オススメ 外国株投資における為替の変動リスク

 

配当王P&Gの配当金は36年でどれだけ増えた?

1980年の1株あたりの配当金は四半期で$0.027(おそらく株式分割調整後)でした。

そして現在の1株あたりの配当金は四半期で$0.6695ですから、実に25倍。

ちなみに、36年の間には5回の株式分割(1:2の分割)がありました。

 

P&GのHPでのデータでは1980年初めから現在までのリターンは、3080%となっていましたけど、yahoo financeでのデータでは3523%となっていて少し違う結果になっています。

何が違うのでしょうか?よくわかりませんけど、だいたいこのくらい増えてるよという目安にはなると思います。

 

参考までに。

1980年代から2000年までに米国株(NYダウ)は10倍になっていますから、P&Gではなくとも、ある程度は増えているでしょう。

 

40年連続増配のMCDのリターンはさらに凄かった!

 

P&Gの36年間のリターンも凄かったですが、マクドナルド(MCD)は信じられないほどの高リターンです。

では、比較チャートを見てみましょう。

青:PG 赤:JNJ 紫:MCD

 

どうでしょうか?

このグラフを見ると、リーマンショック時の不況期なんて、ほとんどなかったかのように見えてしまいます。

 

P&Gやジョンソン&ジョンソンのリターンも素晴らしいのだけど、マクドナルドはさらに上を行きます。

銘柄 36年間のリターン
PG 3523%
JNJ 7098%
MCD 11522%

※yahoo financeのデータより

 

マクドナルド(MCD)の配当金は36年でどれだけ増えた?

マクドナルドのHPで確認したところ、1980年の1株あたりの配当金は四半期で0.00494(株式分割調整後)でした。

そして現在の1株あたりの配当金は四半期で$$0.945ですから、なんと191倍になっています。

ちなみに、36年の間には7回の株式分割(1:2の分割3回と2:3の分割4回)がありました。

 

配当王ジョンソン&ジョンソン(JNJ)の配当金は36年でどれだけ増えた?

 

保有株であるので、JNJも調べてみました。

1980年のJNJの一株あたりの配当金は$0.0104でした。

そして2016年の一株あたりの配当金は$0.8000ですから、77倍になっています。

ちなみに、36年の間には5回の株式分割(1:3の分割1回と1:2の分割4回)がありました。

ということは、株数でいうと当初の48倍になっている計算です。

 

しかも、受け取った配当金を再投資させていったと仮定すると、保有株数は77倍ほどに増えていることになります。

JNJの株式を長期間保有して配当金を再投資していくことにより、どんどん受取配当金が増えていくのですよ。夢のような話ですね!

 

だけど、大多数の投資家は値上がりした株式を長期間保有することは難しいのです。

ある程度、利が乗ってくると利益確定したくなるのですよね。

利益確定しておいた方がよい場合も当然ながらあるし、その反対もあるので判断が難しいです。

この辺の判断が正しくできるかどうかが、投資家としての能力の差なのでしょうね。

 

まとめ

 

今後はこれらの企業は、今までのような株価の伸びは期待できないのかもしれないけれど、配当金の伸びはまだまだ期待できると思います。

P&Gはちょっと自信はないけれど、ほんの少しずつは増配していくのではないでしょうか。

連続増配60年の配当王ですからね。

 

まとめてみると、P&Gは過去36年で配当金は25倍に増え、ジョンソン&ジョンソンは77倍に増え、マクドナルドは191倍にもなりました。

 

あくまでも過去の結果でしかないけれど、今後も増配してくれるであろうことを考えるとやはり配当金生活をするためのポートフォリオの主力銘柄は、こういった伝統的に増配を繰り返している企業に投資するのが王道なのかなと思います。

関連記事 連続増配株への投資、配当金のみで何年で元本確保できるのか調べてみた

 

老後資金の資産運用にはどのようなポートフォリオを構築するのが良いのかについて以前に記事にしていますので、参考にしてみて下さい。

関連記事 老後資金運用にはどんなポートフォリオが最適なのか考えてみた

 

私が老後を迎える頃には、どれだけ受取配当金が増えているのでしょうか。

考えるだけでもワクワクします!!

ちゃんと増えますように…。

 

[記事公開日]: 2016/12/30
[最終更新日]: 2021/01/07
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