REITのETFは高利回りになったタイミングで投資する

REITは不動産に投資できて、高利回りな点が魅力的です。

しかも不動産はインフレに強いことから、インフレ対策としてもREITは使えます。

インフレが進むとなると不動産の価値もあがるので、不動産を組み入れて運用しているREITの価格も値上がりするだろうから、ポートフォリオにREITを加えるのは悪くない。

ただ、高利回りであれば魅力的な投資対象ではあるけれども、現在のREITでは全体的にはあまり利回りが高くはありません。

だから今すぐにでもREITに投資することはないけど、将来的にも受取配当金を増やすためにもREITに投資したいなと思ってます。

 

投資する対象を事前に調べておくとREITの価格が下落して利回りが高くなった時に投資しやすいので、REITのETFについてどんな種類があるのかを調べてみました。

 

東証REIT指数を連動対象としたETF

 

東証REIT指数を連動対象としたETFが7種あります。

コード 名称 信託報酬
1343 NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信  0.32%
1345 上場インデックスファンドJリート(東証REIT指数)隔月分配型 0.3%
1597 MAXIS Jリート上場投信 0.25%
1595 NZAM 上場投信 東証REIT指数 0.248%
1398 SMAM 東証REIT指数 上場投信 0.22%
1476 iシェアーズ Jリート ETF 0.16%
1488 ダイワ上場投信-東証REIT指数 0.155%

 

東証REIT指数の予想分配金利回りは、現時点で約3.56%です。

株式に比べれば利回りは高いけれども、REITの性質を考えると物足りないですね。

 

東証REIT指数チャート

2007年の5月に高値を付けた後の急落がひどいことになってます。

わずか1年半ほどで高値から7割以上も下落して底を打ちました。

 

東証REIT指数の分配金の推移

2008年から2009年頃は予想分配金利回りが8%を超えていたこともあったようです。

8%超えはすごい!

でも当時の状況を思い出してみると、REITとはいっても不動産に投資するのは怖いと感じられる時期です。不動産関連企業は数多く破綻しました。

2008年10月には破綻したREITもありましたし。

だけど、そんな状況で投資した投資家たちが報われる結果となっています。

株式投資もREIT投資も基本的な心構えは同じということですね。

 

個別のREITに投資するのがためらわれるのであれば、ETFに投資する方がまだ安心できます。

この分配金利回りの推移のチャートを見ていると、今の状況ではやはり投資したくはないです。

 

REITの個別銘柄

 

リートにはいくつかの種類があります。

  • 商業施設型
  • 賃貸住宅型
  • オフィスビル型
  • 物流施設型
  • ホテル型
  • インフラ型
  • ヘルスケア(老人ホームや医療施設)型
  • 総合型リート(3種類以上の用途)
  • 複合型リート(2種類の用途)

安定した分配金が期待できるのは、住居型や物流施設型かな?あとヘルスケアも安定していると思われる。

そこで用途区分も含め、J-REITの個別銘柄を一覧表にしてみました。

コード 銘柄 用途区分 決算期
8951 日本ビルファンド投資法人  オフィス 6・12月
8952 ジャパンリアルエステイト投資法人  オフィス 3・9月
8953 日本リテールファンド投資法人  商業施設 2・8月
8954 オリックス不動産投資法人 総合型 2・8月
8955 日本プライムリアルティ投資法人 オフィス+商業 6・12月
8956 プレミア投資法人 オフィス+住宅 4・10月
 8957  東急リアル・エステート投資法人 オフィス+商業 1・7月
 8958  グローバル・ワン不動産投資法人 オフィス  3・9月
8960  ユナイテッド・アーバン投資法人  総合型 5・11月
8961  森トラスト総合リート投資法人  総合型  3・9月
8963  インヴィンシブル投資法人 総合型 6・12月
8964  フロンティア不動産投資法人 商業施設 6・12月
8966  平和不動産リート投資法人 オフィス+住宅 5・11月
8967  日本ロジスティクスファンド投資法人 物流施設 1・7月
8968  福岡リート投資法人 総合型 2・8月
 8972  ケネディクス・オフィス投資法人 総合型 4・10月
8973  積水ハウス・SI レジデンシャル投資法人 住宅 3・9月
8975  いちごオフィスリート投資法人  オフィス 4・10月
8976  大和証券オフィス投資法人 オフィス 5・11月
8977 阪急リート投資法人  総合型 5・11月
 8979  スターツプロシード投資法人  住宅 4・10月
8984  大和ハウスリート投資法人 総合型 2・8月
8985  ジャパン・ホテル・リート投資法人 ホテル 12月
8986  日本賃貸住宅投資法人 住宅 3・9月
8987  ジャパンエクセレント投資法人  総合型 6・12月
 3226  日本アコモデーションファンド投資法人  住宅 2・8月
3227  MCUBS MidCity投資法人 総合型 6・12月
3234  森ヒルズリート投資法人 総合型 1・7月
3249  産業ファンド投資法人 物流+インフラ 1・7月
3269  アドバンス・レジデンス投資法人 住宅 1・7月
3278 ケネディクス・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
 3279 アクティビア・プロパティーズ投資法人  オフィス+商業 5・11月
3281  GLP投資法人  物流施設 2・8月
3282 コンフォリア・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
3283  日本プロロジスリート投資法人 物流施設 5・11月
3287  星野リゾート・リート投資法人 ホテル 4・10月
3290 SIA不動産投資法人 オフィス+商業 2・8月
3292 イオンリート投資法人 商業施設 1・7月
 3295  ヒューリックリート投資法人 総合型 2・8月
3296  日本リート投資法人 総合型 6・12月
3298 インベスコ・オフィス・ジェイリート投資法人 オフィス 4・10月
3308  日本ヘルスケア投資法人 ヘルスケア 4・10月
3309 積水ハウス・リート投資法人 総合型 4・10月
3451  トーセイ・リート投資法人  総合型 4・10月
3453 ケネディクス商業リート投資法人  商業施設 3・9月
3455  ヘルスケア&メディカル投資法人 ヘルスケア 1・7月
3459  サムティ・レジデンシャル投資法人 住宅 1・7月
3460  ジャパン・シニアリビング投資法人 ヘルスケア 2・8月
3462  野村不動産マスターファンド投資法人 総合型 2・8月
3463 いちごホテルリート投資法人 ホテル 1・7月
 3466  ラサールロジポート投資法人  物流施設 2・8月
3468 スターアジア不動産投資法人 総合型 1・7月
3470  マリモ地方創生リート投資法人 総合型 6・12月
3471  三井不動産ロジスティクスパーク投資法人 物流施設 1・7月
3472  大江戸温泉リート投資法人 ホテル 5・11月
3473  さくら総合リート投資法人 総合型 2・8月
3476 投資法人みらい 総合型 4・10月
 3478 森トラスト・ホテルリート投資法人  ホテル 2・8月

 

ジャパン・ホテル・リート投資法人を除いて、年2回の決算なので上手にJ-REITの個別銘柄をポートフォリオに加えれば、毎月分配金収入を受け取ることも簡単です。

 

まとめ

 

東証REIT指数に連動するETFも存在するので、インフレ対応や分配金目的でREITに投資するなら個別のREITではなくて、私自身は信託報酬の低いETFでいいかなと思います。

個別に調べるのは面倒だし、勉強不足でREITのことがよくわからないから…。

 

投資するにしても分配金利回りが5%を超えてくるような水準を待ちたいと思います。

 

[記事公開日]: 2017/02/28
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