老後資金運用にはどんなポートフォリオが最適なのか考えてみた – 長期投資でのんびり資産運用

老後資金運用にはどんなポートフォリオが最適なのか考えてみた

投資をしている方なら一度はアセットアロケーションという言葉を聞いたことがあると思います。

アセットアロケーションって何でしょうか?

アセット(資産)のアロケーション(配分)、つまり投資対象のリスクをコントロールしながらリターンを獲得するための資産配分のこと。日本古来の「財産三分法」も、広義においてアセットアロケーションの一種といえる。
アセットアロケーションにあたっては、投資環境等資本市場の状況、各資産の期待リターン、リスク、資産間の相関(動き方の類似性)の予測、分析などの投資対象に関する情報と、投資家の資産、負債、およびリスクに関する考え方などの投資家に関する情報の双方が重要である。

野村証券 証券用語解説集

インデックス投資を主にされている方はアセットアロケーションについてかなり真剣に考えた上で分散投資しているような印象を受けます。

モダンポートフォリオ理論によると80%~90%がアセットアロケーションでパフォーマンスは決まるとか言われてますけど、私は全く考慮していません!!

本当は考慮した方がいいのかもしれないですけどね。それはこれからの課題です。

老後資金を準備する上で、どんなポートフォリオを組むのがパフォーマンスが良いのかについて考えてみました。

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一般的なアセットアロケーションの考え方

通常は相関係数がマイナスになるアセットクラスに分散投資することでリターンを上げつつも、リスクを少なくするという考え方が一般的なのかと思います。

アセットクラスの代表的なものといえば、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券かと思います。これらのアセットクラスを自分のリスクとリターンから見て最適な組み合わせを考えて投資するのがアセットアロケーションの考え方なのだと思います。

米国株の投資先の違いによるリターンはどのくらい違うのか?

私のポートフォリオは現時点では債券には興味がないのでセゾン投信を除けば、株式オンリーです。

老後資金は外国株式のインデックス投資50%と個別株の配当金再投資50%の割合で準備しようと考えているので、過去にさかのぼってみてこの投資法だとリターンはどのくらいだったのか気になります。

だから、米国株のみで投資先によってどのくらいパフォーマンスが変わってくるのかを調べてみました。

リターンについては概ね合っているとは思いますけど、細かい所では間違っているかもしれませんので、参考程度にしてくださいね。

S&P500のインデックス(株価指数)

2001年から2016年のS&P500の配当込リターンは、年平均で約5%のリターンです。

ちなみに下記のチャート(MO、JNJ、PG、MCD、XOM、IVV)はすべて配当無しでの株価推移です。

※MOは2007年にはクラフトフーズを、2008年にフィリップモリスをスピンオフしています。

asset-portfolio201605 (1)

そしてiシェアーズ・コア S&P 500 ETF(IVV)のパフォーマンス(配当無し)は上記のチャートを見てもらうと分かる通り+57%ですが、仮に分配金を再投資したと仮定すると+90%ほどになります。分配金や配当金を再投資することの重要性がわかりますね。

ポートフォリオ(MO、JNJ、PG、MCD、XOM)の場合

連続増配企業で有名な5つの企業(MO、JNJ、PG、MCD、XOM)で構成されたポートフォリオを仮にポートフォリオ#1とします。

各企業への投資割合は投資開始時の2001年には20%とし、配当金は再投資します。

2001年から2016年の現時点までの年平均リターン(CAGR)は下記の表のようになります。

ポートフォリオ#1

そして2001年に$10,000をポートフォリオ#1に投資したとすると、全体での年平均リターンは約12%なので現在はおよそ$56,991になる計算です。

15年程の間に5倍以上にもなっていることになります。

ポートフォリオ(MO、JNJ、PG、MCD、XOM、DIS、NKE、PFE、RAI、MMM)の場合

ポートフォリオ#1にDIS、NKE、PFE、RAI、MMMの5つの企業を追加したものをポートフォリオ#2とします。

2001年の投資開始当初それぞれの企業への投資割合は10%ずつです。

この場合のリターンはどうなっているのでしょうか?

DISにNKEなど人気の企業も含まれていますから、期待できますよね。

backtest-portfolio2-2000-2016

NKEはぶっちぎりのパフォーマンスです。意外にもRAIも凄いパフォーマンスです。

一方でPFEが冴えません。

ポートフォリオ#2

上の表を見てもわかるように、MOやRAIのリターンはやっぱりすごいんですよね。配当金の再投資のパワーもあって、成長株であるNKEよりもさらに上をいきます。

そして、ポートフォリオ#2は当初の$10,000が$67,855にまでも増えていることになるんですよ。

さらに投資期間を長くしてみると、驚異的なリターンであることがわかります。(詳しくは下記の記事を参照)

オススメ 米国株への長期投資で10000ドル投資していたら、どれだけ儲かったか?

ポートフォリオ#1とIVVでの場合

私が老後資金を準備しようとしているやり方が、インデックス投資&個別株を半分ずつで運用するということなので、この結果はとても参考になるものです。

連続増配企業で有名な5つの企業(MO、JNJ、PG、MCD、XOM)を各10%ずつ投資し、残りの50%はIVVで構成されたものをポートフォリオ#3とします。

この結果はどうなったかというと…。だいたい予想はつきますけど残念ながらポートフォリオ#1~#3の中で一番リターンが低かったです。

ポートフォリオ#3

ポートフォリオ#3は当初の$10,000が$39,016にまでしか増えていません。

まぁ、これだけ増えれば十分といえば十分なんですけどね。

これはあくまで過去の実績であって、将来もこのようなリターンが得られるとは限りませんのでご注意を。

毎月追加投資していった場合のリターンは?

毎月定額を追加投資していった場合のリターンについては別記事にしました。

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この結果を踏まえて老後資金の運用はどうするのか?

昨年の後半から低コストのインデックスファンドが相次いで購入できるようになりました。

インデックスファンドへの毎月積み立ては私の場合は個別株投資に比べて、精神的に非常にラクです。そういった点も含めて老後資金の半分はインデックスファンドへの毎月積み立てで運用していこうと考えていたのだけど、今回の結果を受けて少し考え直してみることにします。

そもそも世界の株式に投資するインデックスファンドへの毎月積み立ては確定拠出年金(401K、DC)でも行っていますし、無理にインデックスファンドに投資しなくてもよいかなとも思いますし。

それにしてもやはりジェレミー・シーゲル博士の株式投資の未来は素晴らしい本です。

配当金生活を目指すなら必読の書籍だと思いますよ。

この本には配当金を再投資することの重要性がこれでもか!!というほど書かれています。

まだ読まれていない方は一読することをお勧めします。

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