BNDは株価の安定感が抜群で不景気に強く配当利回りも3%弱と高い!

 

2018年からBND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)に投資をしているのですが、BNDの株価は非常に安定感があります。

 

通常の個別株と違って債券に投資するETFという性質上、値動きもかなり抑えられていて保有していることを忘れそうなくらい。

 

そして、毎月わずかながらも分配金が振り込まれます。

BNDの分配金利回りは3%弱くらいでしょうか。

 

資産が豊富な超富裕層であれば、買いたい株がほとんどなくなったと感じられるころに投資資金の半分くらいをBNDのような株価に安定感のある米国債券ETFに投資するというのもアリかもしれません。

 

株式と債券は逆に動くと一般的には言われているので、暴落のヘッジにもなります。

 

為替の影響を受けるけれどもドルのままにしておくのであれば特に問題もないです。

また、日本円ばかりで保有するのも心配ではあるので、通貨の分散という点からも悪くない選択です。

 

 

BND(バンガード・米国トータル債券市場ETF)の株価は安定感抜群で安心して保有できる

 

債券ETFに投資する際に知っておきたいのが、債券価格と金利の関係。

もも
債券の基本は?

 

金利が上がれば債券価格は下落し、金利が下がれば債券価格は上昇(利回りは低下)する

 

新型コロナウイルス感染症による景気後退で米国政策金利が下がった結果、債券価格は上昇しBNDの株価は上昇しました。

米国債券と米国株式は逆に動くことが多い

 

一般的には米国株式と米国国債の相関係数は低い(マイナス)なので、分散効果があるといわれています。

 

実際にコロナショックのときは一時的に下がったけれども数日でBNDは値上がりし、高値を更新しました。

BNDチャート202005

 

株式市場が波乱含みのときは現金保有が安心だと思いますが、私のように現金で保有しておくのが辛い人は、BNDのような債券ETFに投資してもよいかもしれません。

 

そして、値上がりしたBNDのような債券ETFから値下がりした株式へ買い替えするのもアリです。

 

ただ、債券は長い目でみるとリターンは良くないので、企業業績が最悪期を脱するときには株式投資へと変えた方がよいでしょう。

三井住友銀行 アセットクラス別資産の推移

出所:三井住友銀行

 

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BNDなど債券ETFの買い時っていつ?

 

BNDは毎月分配金が支払われ、利回りも3%弱ある

 

うれしいことに、BNDからは毎月分配金が支払われます。

利回りは今のところ2%後半(2.7%くらい)かな。

 

高配当というわけではないけれども、BNDへの投資は分配金が目的ではないので個人的には満足できる水準です。

 

 

BNDはリーマンショック、コロナショックの時でも抜群の安定感だった

 

実際に暴落が発生したときに、いつもBNDが値を保っているかどうかはわかりません。

 

でも、リーマンショックやコロナショックのときは一時的にはかなり下げてましたけど、すぐに元通りの水準に戻りました。

リーマンショックでもコロナショックでも一時的に大きく売られているのは不思議です。

 

BNDのリーマンショック後のリセッション時の株価推移を見てください。

すごく安定しているのがわかりますよね?

リーマンショック後の数年は、S&P500を圧倒的にアウトパフォームしています。

 

私がBNDに求めるものは、このリセッション時の安定感なんですよ!

BNDリーマンショック以降の株価チャート

ピンク:S&P500、青:BND

 

 

BND(米国債券ETF)は一時的な資金の退避場所

 

次のリセッション時もBNDには同じような値動きをしてくれることを期待しているので、緊急で買付資金が必要になった場合はBNDを売却して、個別株に資金を投入する予定です。

 

つまり、株式市場の大きな下落時にはBNDを保有することで資金のドローダウンを少なくし、暴落により割安になった株式に資金を移動させるのです。

 

頭で考えているほど、簡単にはいかないでしょうけど…。

 

売りたいときに売れないリスクについては、BNDは流動性もありますので売れないリスクはあまり考えないでもよいでしょう。

 

2020年の2月~3月にかけてのコロナショックのときには、BNDよりも超長期債券ETFであるVGLTの方が株価の値上がり率が高かったので、VGLTの一部を利食いして株式を購入しました。

関連記事

VGLT(バンガード米国長期政府債券ETF)の売り時っていつ?

 

 

BNDの株価推移は安定しているが、長期的には圧倒的にS&P500が優秀

 

バフェットも薦めるように、米国の優良企業の集まりであるS&P500はやはりリターンの面でも優秀です。

 

BNDへの投資はあくまでも一部にとどめておくのが良さそうです。

リセッション(景気後退)が近いと思えば、ヘッジとしてBNDなどの債券ETFへの投資割合を増やすのアリかな。

 

ヘッジファンドの帝王と言われているレイ・ダリオは債券への投資割合を55%にすることを推奨していますけど、個人的にはちょっと債券の割合が多すぎかなと思います。

 

でも、レイ・ダリオの推奨するポートフォリオはバックテストによると、リセッション時だけでなく、平常時でもそれなりに高いリターンを出せているのですけどね。

 

詳しくはこちらの記事に書いてあります。

オススメ 

【景気後退に備える】レイ・ダリオのオール・シーズンズ戦略からポートフォリオを考える

オススメ

レイダリオの全天候型ポートフォリオはコロナショックでも強かった

 

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BND(米国債券ETF)投資のまとめ

 

2018年から投資していたBNDへの投資ですが、コロナショックでも期待していた効果を発揮してくれました。

(一時的には下落したけれども)暴落する株価とは無縁の存在で、逆に値上がりしましたからね。

 

レイ・ダリオが推奨するポートフォリオの作り方が載ってますよ。

個人投資におすすめの債券比率は想像以上に高かったです。

 

 

 

[記事公開日]: 2018/04/04
[最終更新日]: 2020/06/16
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